かんたん工程表(PERT/CPM) 使い方マニュアル

作業と先行作業を入力するだけで、全体の日数と“遅らせられない作業”が分かります。

1. このアプリでできること

「かんたん工程表」は、仕事や作業の段取りを入力するだけで、次のことが分かるアプリです。

パソコン・タブレット・スマートフォンのどれでも使えます。専用ソフトや会員登録は要りません。

2. はじめに

  1. アプリのページを開きます。
  2. 最初はサンプルが入っています。①〜④のタブを順に押して、結果の見え方を確認してみましょう。
  3. 試し終わったら「全部消す」を押して、ご自分の作業を入力します。

ポイント:入力した内容は、お使いの端末のブラウザに自動で保存されます。同じ端末・同じブラウザなら、次に開いたときも続きから使えます。別の端末には引き継がれません。

3. 基本の使い方(4ステップ)

  1. 【見積り方法を選ぶ】ふだんは「かんたん(日数1つ)」で十分です。
  2. 【作業を追加する】「+ 作業を追加」を押し、作業名と日数を入れます。
  3. 【先行作業を入れる】その作業の前に終わっていないといけない作業の記号を入れます(例:A,B)。
  4. 【結果を見る】②〜④のタブを押します。入力を変えると、結果はすぐに更新されます。

4. 入力のルール[① 入力]

項目意味入力のしかた
記号作業の名前札自動で A, B, C… が付きます。重複しないようにします。
作業名何をする作業か自由に入力します(例:デザイン作成)。
日数その作業にかかる日数数字で入力します。小数(0.5など)も使えます。
先行作業この作業より前に終わる作業記号をカンマで区切ります(例:B,C)。最初の作業は空欄です。

入力例

かんたんモードで次のように入れると、全体は15日になります。

記号作業名日数先行作業
A要件を決める3(空欄)
Bデザイン作成5A
Cシステム開発8A
D文章・素材の準備3A
Eテスト3B,C
F公開1D,E

入力例の結果(全体15日)

上の入力例(かんたんモード)を入れたときに、アプリが表示する結果を、すべて載せます。

画面上部の表示

表示結果
全体の所要期間15 日
遅らせられない作業の流れA → C → E → F
余裕のある作業B(3日)、D(8日)

② 結果表の表示

記号作業名日数最早開始最早終了最遅開始最遅終了余裕判定
A要件を決める303030要注意
Bデザイン作成5386113
Cシステム開発83113110要注意
D文章・素材の準備33611148
Eテスト3111411140要注意
F公開1141514150要注意

色のついた行(A・C・E・F)が、余裕0のクリティカルパスです。B は3日、D は8日まで遅らせても、全体の15日は変わりません。

③ ネットワーク図の表示

0 / 3A 要件を決める3日0 / 33 / 8B デザイン作成5日6 / 113 / 11C システム開発8日3 / 113 / 6D 文章・素材の準備3日11 / 1411 / 14E テスト3日11 / 1414 / 15F 公開1日14 / 15
ネットワーク図(上から下へ進む。赤い線と枠がクリティカルパス。上段=最早開始/最早終了、下段=最遅開始/最遅終了)

④ ガント図の表示

051015日A要件を決めるBデザイン作成Cシステム開発D文章・素材の準備EテストF公開
ガント図(上から下へ進む。赤い棒=クリティカルパスの作業、緑の棒=余裕のある作業、点線の枠=遅らせても大丈夫な範囲)

この結果の読み取り方

ポイント:画面の「サンプル」ボタンは3点見積りモードで同じ作業を入れます。そのため全体は約15.5日と表示されます。

ボタンの役割

ボタンはたらき
+ 作業を追加新しい行を1つ足します。直前の作業が先行に入ります。
サンプル見本のデータに入れ替えます(確認あり)。
全部消す入力を全部消します(確認あり)。
印刷全タブの内容を印刷します。PDF保存にも使えます。
削除(各行)その作業だけを消します。

5. 3点見積り(PERT)を使うとき[① 入力]

日数が読みにくい作業があるときは、見積り方法を「3点見積り(PERT)」に切り替えます。3つの日数を入れます。

期待日数は(楽観 + 最頻×4 + 悲観)÷ 6 で自動計算されます。画面上部には、全体の「ばらつき」と、約95%の確率で収まる日数の範囲も出ます。

6. 結果の見方[② 結果表]

言葉意味
最早開始 / 最早終了いちばん早く始められる日 / 終われる日
最遅開始 / 最遅終了全体を遅らせないために、遅くともこの日までに始める日 / 終える日
余裕その作業を遅らせても全体に影響しない日数
クリティカルパス余裕が0の作業の流れ。ここが遅れると、全体が遅れます。赤で表示され「要注意」と出ます。
総所要期間全体で何日かかるか

ポイント:管理のコツ:まず赤い作業(要注意)を最優先で見守ります。余裕のある作業は、人手が足りないときの調整に使えます。

7. 各タブの見方

① 入力(青)

作業を入力・修正する画面です。

② 結果表(緑)

すべての作業の日程と余裕を表で確認できます。赤い行がクリティカルパスです。

③ ネットワーク図(オレンジ)

作業のつながりを図で見られます。各ボックスの上段は「最早開始/最早終了」、下段は「最遅開始/最遅終了」です。赤い線と枠がクリティカルパスです。作業の順番は上から下へ進みます。

④ ガント図(紫)

日程を縦棒で見られます。時間は上から下へ進みます。色つきの棒が作業期間、点線の枠が遅らせても大丈夫な範囲です。

8. エラーが出たとき

表示対処
記号が重複しています同じ記号の行があります。片方の記号を変えてください。
先行が見つかりません先行作業に入れた記号が存在しません。入力ミスを直してください。
自分自身を先行にしています先行作業から自分の記号を外してください。
先行の関係が循環していますAがBの後、BがAの後…のように回っています。順番を見直してください。

9. よくある質問

Q. データが消えました。

別のブラウザ、別の端末、プライベートモード、閲覧データの削除では引き継がれません。大事な工程表は、印刷またはPDF保存で控えを残してください。

Q. 日付(カレンダー)で見られますか。

現在は「開始から何日目」の表示です。

Q. 作業は何件まで入れられますか。

決まった上限はありません。ただし、ネットワーク図は作業が多いと横に長くなります。

10. サイト管理者向け:ホームページへの掲載